牽午子(けんごし)あるいは牽牛花(けんぎゅうか)というのが朝顔のことと知ったのは、真の斉明天皇陵と言われる明日香の牽午子塚古墳を勉強したときだった。
この古墳、大正13年に国の史跡に指定されたときの読み(ふりがな)は牽午子塚古墳(あさがおつかこふん)だった。
想像するに、発掘調査により平成22年に八角形墳と認められるまでは五角形と思われていたのだろうか。
なお本には「牽牛花(けんぎゅうか)というのは七夕の頃に咲くので」とあった。
また狭義の牽午子(けんごし)とは朝顔の種のことで漢方薬の強力な下剤である。
夏の花という印象が強いが季語は秋。
で写真だが、昨日現在の我が家の西洋朝顔。地上から伸びてきてグリーンカーテンを作ったうえで2階のベランダでこのように咲いている。「勝手に夏の花と決めつけないで」と主張している。
そもそもは数年前に植えたのが自生して毎年芽を出してきてこのように成長する。
あまりに季節感と乖離があるためか、「この花は何ですか」と通る人に聞かれることもある。
育て主の私にしても、家の中では暖房を入れながら玄関を出るとこの風景に気分が攪乱されている。
世界中でも日本国内でも大阪でも可笑しな問題が後を絶たない。花言葉には「明日も爽快に」とあるのに。
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