3月31日近所の桜、見物人は私ただ一人 |
芸能人らが兼題の写真を観て一句よむのだが、その批評の夏井いつき先生の辛口の毒舌がいいし、手直し(添削)とその解説がいい。
曰く、手垢のついた決まり文句だ!、独りよがりだ!、つまらん!、とバッサリだ。
ところが、そういう先生のサゼッションを理解したつもりになって、いざ自分が作ってみようとすると、先生に「才能なし!」と烙印を押された芸能人のレベルにも達しない。
ほとほと自分が情けない。
外に出ると満開である。
そこで一句!といかないので歳時記から好みの句を摘んでみよう。
桜咲きらんまんとしてさびしかる 細見綾子
花の下ぢゝばゝ踊る皆わらふ 河野静雲
・・・というあたりで締めようと思ったが、どうしても次の句に心が掴まれた。
国定教科書の桜が咲いて重い靴 橋爪鶴麿
4月1日は新年度の年度始め。
早々に統一地方選挙と大阪の住民投票がある。
「あんな句が存在感を漂わせていた時代もあったなあ」という時代の初年度にしたいものだ。
昨日は万博公園の桜と大陶器市に、桜は7分から8分咲きでした。今夜は年金者組合のお供で夜桜見物に。いい写真が取れたらアップします。
返信削除お花見も観光地も混み合っているところは嫌ですが、閑散としているのも寂しいです。
返信削除夜桜は俗っぽいと言われるかもしれませんが、ボンボリがぶら下がって、お上品でないところがいいですね。写真期待しています。