2012年6月26日火曜日

夫婦円満の木らしい

  この木は、どう見ても和装というよりもドレスアップというほうがよく似合う。
  だから私は、進駐軍あたりと一緒に入ってきた外来種だとばっかり信じていた。
  (ねむの木学園=戦後の出来事などという情報と混線して記憶が格納されたのかもしれない。)
  そんな話をすると、妻が「昔から知っている木だ」と言う。
  そこで少し調べてみると、・・昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木(ねぶ)の花 君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ・・昼に花咲いて、夜には恋しい想いを抱いて寝るという合歓(ねむ)の花、私だけに見させないで、貴方もここに来て見ましょうよ・・と、紀女郎(きのいらつめ)が大伴家持(おおとものやかもち)にあてて万葉集で詠っていた。
  さらに歳時記では、・・象潟(きさかた)や雨に西施(せいし)がねぶの花・・と、唐の絶世の美女西施の眠る姿に例えた・・芭蕉の名句(といわれている)をはじめとして一茶やその他多くの句が登場している。
  なんと戦後の外来種どころでない本邦のまったく正統派の有名な樹木であった。ただただ私の教養のなさを思い知らされた。
  そもそも、夜になると葉っぱを閉じて就寝運動をするが故に『ねふり(眠り)の木』というのも文句なく納得させられるが、葉っぱの閉じる様(葉っぱの右側と左側がくっつく姿)を『添い寝』とみて「合歓木」と当てた中国の先人にもよい意味で開いた口が塞がない。
  写真の木は我が家から歩いて1分。道に造花のような花びらが散っているが、結構な高木のためか本に書かれているような香りは感じない。そのせいか、立ち止まってこの花を愛でている通行人はほとんどいない。
  もしも~し、夫婦円満のねむの木を一瞥すらせずやり過ごしていいのですか。

4 件のコメント:

  1. 去年までは、見向きもされなかった近所の街路樹のヤマモモの実、今年は、わざわざ籠や脚立をを持って来て収穫する人々が現れました。何があったんやろう!

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  2. !まさか私のブログを読んだんでは? てなことはないでしょう。
     今年もチョビチョビ採っています。義母の施設に持参すると喜びます。
     妻は「大粒の木の下のほうは坊主になっていた。」と言っております。
     ひげ親父さん がんばれ! 早朝散歩が決め手でしょう。

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  3. ねむの木は良いにおいがします。甘く すっきりしたにおいです。   私もやまもも取りに行きたいでーす。  おんずを見かけましたが買いそびれました。  グミ好きです。 棗 なつめは植木鉢に、実少しですが実ります。

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  4. !小さい頃、堺の天神さんの二日(にいび)の市に行くと寅さんのような香具師が「庭に実のなる木を植えるのは凶」と言っていましたね。あっはっは。グミの木は2本枯らしました。今はありません。『やまもも』は近日中に続報を掲載します。堺愛好者さん またコメントをお願いします。

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