2011年11月6日日曜日

収穫の秋

 義母が外泊してきたので「がまずみ」と「しゃしゃんぼ」の実を少しばかり摘んできた。
がまずみ(カガミソ)
  3月20日のブログのとおり、義母が小さい頃おやつにしていたらしい木の実である。
 「懐かしい?」と聞いてみたら「コシキはもっと赤かった。ちょっと味が違うな」とのこと。
 とすると、やはり義母が食べていたコシキとは、シャシャンボではなくカマツカ=ウシコロシのようである。

しゃしゃんぼ
 
 すぐ窓の外には西洋カマツカがカガミソ=ガマズミ同様の赤い実をたわわにつけているが、ほとんど味がないのでシャシャンボを選択したのだが違ったようだ。
 義母はこんなの(カマツカ)を食べていたのだろうか。
 残念ながらそれ以上のことを聞いてみても、思い出ははるか遠い彼方で要領は得ない。


 先日、実母の施設に稲が飾られていた。入所者のご家族(農家の方)が持参されたものである。
 見事な稲のため、スタッフの皆さんに「飾るだけではもったいないからお米にして食べてみては?」と言い出した責任上、ネットで調べて、『コップの縁で籾をとる脱穀』『すり鉢+軟式野球ボールで脱穀(籾摺りを)する』らしいという情報を提供しておいたところ、今朝、「昨日してみたが上手く脱穀(籾摺りが)できない」と「抗議」を受けた。
 そこで、2月2日のブログのとおり義母から聞いた「昭和初期の木と粘土で作られた臼による籾摺り」をイメージしながら野球ボールで摺ってみると、立派な脱穀(籾摺り)が仕上がり、部屋中(といっても対応できる入所者は限られるのだが)からオーッという感嘆の声をいただいた。
 スタッフは全員が若いわけでもないが、誰も脱穀(籾摺り)のイメージが湧かなかったらしい。瑞穂の国はTPP以前に崩壊寸前なのだろうか? 
 もしかして、稲のバケツ栽培と手作業脱穀・(籾摺り)・精米は瑞穂の国の再生に寄与できるのでは? なぜなら、これ(脱穀・籾摺り)って、やってみると結構感動的だったのだ。
 11月9日写真を追加
母がすり鉢+ボールで
籾摺りを行なった

2 件のコメント:

  1. 脱穀は千歯穀(せんばこき)と言う機械を使うそうです。色々工夫されたようですね。櫛のようなもので押さえて引っ張れば取れると農家出身の旦那様が言っています。かまぼこ板でもできると。   因みに田植えはしません。今はモミを直接田んぼに蒔きます。  所によるかもしれませんが福井県の実家あたりは田んぼは根がでていました。今月初めに見てきました

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  2.  toshikumaさん コメントありがとうございます。
     私のブログが不正確だったので若干訂正しました。
     一番壁にぶつかったのは「籾摺り」でした。
     それよりも「直接籾を蒔く」のですか? まるでカリフォルニア米みたいですね。
     あと、精米はビンに入れて棒でつつくのですよね? 機械を使わない「稲から白米まで」の知恵があったら教えてください。

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