ということで修学旅行の女子生徒がキャーキャー逃げ回っているのも過剰反応でおかしいが、箸が転んでもキャーキャー言うのだろうから仕方がなかろう。
それよりも、雄鹿にペットのように並んで写真を撮ろうとしたり、鹿せんべいをやたらに焦らして喜んでいるのはいただけない。
奈良公園の鹿は鹿の中では世界中で一番人間と接しているから、よく言えば人を見ているし悪く言えばアバズレだ。
小学校低学年までの子なら頭突きでとばすのはよくあるし、男の大人に対してカンガルーのボクシングのように仁王立ちで殴り掛かっているのも見たことがある。
人間世界でも残酷なストーカー犯罪が報じられるが、秋の雄鹿の発情期も恐ろしいほど狂暴化しているのもいる。
雄どおしの頭突きの喧嘩などはほんとうに怖い。
つい先日、所用で出かけていた奈良県庁で遭遇したタイ人の青年は背中に縫合が必要なぐらいの大きな傷を2か所受けていた。腕章をつけた人が応対してあちこちの病院?に電話をしていたが、ちょうど正午も過ぎ、なかなか受けてもらえず大変だった。
聞くともなく様子を見ていると、病院側はタイ語には対応できないと渋っているらしいが「スマホの翻訳機能で会話可能です」と仲介者が説明していて、ナルホド技術の進歩は素晴らしいと感心した。
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奈良公園の秋の雄鹿は、角がなくても注意が必要。軽視しないでね。
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