下界は熱中症アラート発令中であったが、朝早くの山上近くはさすがに酷暑を忘れさせてくれていた。
そしてミンミンゼミとツクツクホウシの声が文字どおり時雨のようにこだましていた。
そこでふと、芭蕉が出羽の山寺で聞いた風景を連想した。例の・・
閑さや岩にしみいる蝉の声 ・・である。
それはニイニイゼミだなどといろいろ推定している文章もあるが、私は勝手にミンミンゼミだと想像した。アブラゼミ、クマゼミはあり得ない。ヒグラシはそのままで閑かである。やはりミンミンゼミが一番気分に合致する。ミーンミンミンミンの声はほんとうに染み入る感じがする。
下界であるわが家周辺では滅多に聞くこともない。それだけに不思議な懐かしさも伴っている。墓参りの気分がそうさせたのかもしれないが、私(わたし)的にはミンミンゼミで決まり(これは全くの個人的な見解)。

どちらの 山上でっしゃろ? 山上ヶ岳なら大峰山脈かなぁ? 孤高岳人
返信削除山上ヶ岳山頂には墓は立てられないと思いますが?
返信削除当然やね(笑)失礼。1963年頃より登山にハマりました。大峰開祖した役行者(役子角)彼は大峰から出羽三山の修験道場まで一日で飛んで行ったと、落語の天狗裁きを思い出すような超人ぶりが伝承されています。 岳人
返信削除役小角も好きです。わが妻は生駒山で役小角に捕らえられた鬼の末裔です。
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