毎年同じ季節に同じことを書くことができる幸せを書こうかと思ったが、朝食後突然悪寒を感じ、血圧も脈拍も超異常となり、果ては39度の発熱でガタガタと振えが止まらなくなった。というときに限って罹りつけ医の休診日で、以前に罹っていた他府県の医院に行って抗生物質などを貰って症状が改善したが、結局一日を棒に振った。この歳になると明日どころか今日何があるかわからない。
1 アジサイは、私の好きな日本のガクアジサイがそもそもの原種で、それが改良に改良を重ねて世界に広まったらしい。
この時期、アジサイと蓮の花を見ると、どうしてこんなに美しい花が地中から生まれるのかと感心する。
仏教で「泥から生まれる蓮華」が尊ばれるのもそこにあるらしいが納得できる。
我が家のアジサイは二つとも何かのセールスの記念品で貰ったもの。
そんな出自は関係なく、今年も道行く人から喜ばれている。
2 周囲の田んぼには、今年もカブトエビと豊年エビが泳いでいる。
小さい頃、大和川の河口でカブトエビを見つけたときは、てっきり天然記念物「カブトガニの子」を発見したと信じ込んで興奮した。
今から思うと当時の大和川は汚染度ワーストワンだったはずだが、どうしてカブトエビが泳いでいたのだろう。
当時の汚染の主役は大腸菌で、化学的な汚染度は低かったのだろうか。
3 孫が来た日、近所の小学生と中学生の子供たちが一緒に遊んでくれた。
お礼にヤマモモ採りに連れて行ったら「こんなこと初めてや」と飛び上がって喜んでくれた。
しかし、「ここでは食べるが持っては帰らない」と言う。「お母さんに怒られる」らしい。
採っているとき通りかかった母子にあげたら、親のほうが驚いていた。
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