2012年1月13日金曜日

空飛ぶ宝石箱

    翡翠(ひすい)と書いて翡翠(かわせみ)と読ませるのは「出来すぎ」だが、ツーっと一直線に飛んできて、狙いを定めてホバリングもし、ダイビングもし、小魚の頭を木に打ち付けてからおもむろに食べるなど、ほんとうに絵になる野鳥だと感心する。
 その上に、3頭身とでも言おうか、体に比して頭の大きな動物は幼児との連想で「万人が可愛いと思う」と言われているが文句なく同意する。 
 あのきらびやかな衣装も、空の上の鷹などから見ると水面に輝く太陽の照り返しのようであり、水中の魚から見る腹のダイダイは木の枝であるに相違なく、全く進化論入門のお手本のようである。
 
 出かけたのはそれほど遠くない馴染みの池。
 だが、腕が悪い上に、真冬に使い古しの安物のアルカリ乾電池で出向いたものだから、「やった」というシャッターチャンスに電池切れでことごとく失敗し、ガックリとして帰って来たが、主役の美しさはそれを補って余りある。
 今年の「花鳥風月」第1号としては「もひとつ」だったが、飛んでいるところが撮影できたので掲載した。
 今年中にはヤマセミを撮影したいと思っている。


3 件のコメント:

  1. 見事な、素晴らしい写真ですね。有難う御座います。私もこのような現場を見たいと思います。
    それにしても写真「シャッターチャンス」に恐れ入ります。拍手!拍手!

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  2. 私は自分の夢を飛ばしに行きました。詳しくはブログ(usukuchimonndou)で.

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  3. !スノウさん ひげ親父さん コメントありがとうございます。ファインダーの向こうではバシャとダイブしたところが捉えられたのですが、安物電池でシャッターがおりないことが度々でした。情けない。
     それはそうと、何人かの方々から「コメントできない」との抗議を受けましたので、コメントの設定を変更しました。若干「味」が悪くなりますがご了解ください。

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