2012年7月9日月曜日

梅雨の中休み

  昨日は、梅雨前線が南下して、大雨が中休み状態になって少しホッとした。
  すると、猛暑でもないのに、大雨前とは一変した夏模様が我が家の周辺に出現した。
  単なる気温の変化でもなく、このように季節がページをめくっていく・・・不思議である。

  先ず、空き地のあちこちからキリギリスが競うように鳴き出した。
  私の小さい頃は、焼け跡の空き地のあちこちでキリギリスが鳴いていたのを思い出す。
  キリギリスはそれほどいっぱいいたのだが、それでも玩具屋や夜店でキリギリスを売っていた。
  反対に、今のほうがキリギリスは住宅地から減っていると思われるのに売られていない。
  竹の虫かごに入れてキリギリスの鳴き声を楽しむ文化はもう滅びたのだろうか。
  今年の夏には、たまねぎでキリギリスを釣ってきて我が家で大合唱をさせてやろうかと思ってきた。
  しかし、真夏の昼のキリギリスは涼しさよりも暑苦しさを覚えてしまう。思案する。

  空き地の上を赤とんぼが旋回している。懐かしい。
  植木に止ったのはシメトンボだろうか。
  これから、高原で避暑をして秋に帰ってきてくれると嬉しい。
  環境問題などの学習会に行くと、決まって赤とんぼの激減が語られる。
  我が家周辺のこの環境は貴重なのかもしれない。
  赤トンボもヤンマも昔は住宅地の道路上を飛んでいた。
  そして、どういうわけか、十字路の上で旋回していた。
  それを、路上に持ち出した床机に座って眺めていた。
  このブログを書いていて・・・何か超高齢者が遠い昔話をしているようで複雑な気分である。
  だが、そんな風景を取り戻して孫に見せてやりたいものである。

3 件のコメント:

  1. 超高齢とは言いませんが、投稿時刻を見る限り「前期高齢者」である事は間違いないですな。

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  2. !ブログの続き・・・・・梅雨の中休みは親鳥たちにとっても貴重な実技講習のチャンスです。我が家には母ヒヨドリが5羽ものヒナを引き連れてやってきます。プチトマトのもぎり方と大きすぎる場合の対処の仕方の実地訓練です。その教育ぶりが見事なためズーっと観察していますが、その度にプチトマトが減っていきます。

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  3. 親鳥は「ここのオッチャンは、優しい人やから、ゆっくり勉強しいや」などと囀っているのでしょう。我が家のベランダでは、親と同じ体格の子雀がパン屑をねだっています。

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