2012年11月10日土曜日

こんな秋も見つけました

  ならまちでビハーラ僧の講演とシンポジュウムがあったついでに秋を探しに奈良公園を散策した。
  すると、春日奥山への入口でシロハラが集団で食事をしているのに出くわした。
  今冬初の出会いだと思ってシャッターを押したが、帰ってからよく見ると胸が赤いので驚いた。きっとアカハラだと思う。(背中の感じや大きさからマミチャジナイではなさそうだ。もし間違っていたら指摘してください。)
  私としてはシロハラよりも出会う機会の少ないアカハラだったので「得をした」気分になった。
  そのすぐ先でクサギの花(??正確には実)が満開で、モミジの紅葉と競っていた。(花は夏に白い花らしい花が堂々と咲くのだが、この実の美しさはどうだろう!)
  この木、「臭木」などと言われるものだから 不当に低い評価をされているように思われるが、星型のガクの先っちょに貴石にも似た藍色の実がとても美しい。
ちなみにクサギの花(ネットから)
  もっともっと晩秋の風情として讃えられてもいいのにと、彼女の薄幸に同情する。

  ムクロジの老大木の前の、・・・土産物屋というほどのこともない小さな小さな店の夫婦が人懐かしげに出てこられたので、「ここに昔はアオバズクがいましたね」と話しかけると、その昔は白いフクロウなどいろんなミミズクが来たと言う。
  「それはそれは可愛い声やった」と目を細められた。
  私の経験からも、アオバズク、アカショウビン、サンコウチョウ、オオルリ等々は近年奈良公園でほとんど見なくなった。これは奈良公園の方ではなく渡り先の東南アジア等の乱開発のせいだろうが、そこにはきっと日本人と日系企業が介在しているのだろうなあと想像すると胸が痛む。
  「ムササビもいるのでしょ」と聞くと、「毎晩眠ろうかなという時間になると天井裏を走り回りますねん」とのこと。
  聞いている私は大いに微笑ましく笑ったが、当事者はどうだろう?(まあ、それほど深刻そうでもなかったのでホッとした。)
  家の前の道路上のムクロジの老大木も近々伐採され道が広げられるらしい。
  まったく幹線でもないこんな道を広げる必要もないのにと思ったが、「そろそろ何時倒れてくるかも判らない」という夫婦の心配も判らなくはない。
  しかし、「若草山にケーブルカーまがいの施設を造りたい」という、まったく古都に似つかわしくない非文化的な知事のことだから、そこへのアプローチの道路拡幅なのかも知れない。そんなことを考えると背筋が寒くなるがそれは立冬のせいかもしれない。

3 件のコメント:

  1. 隠居所の山も紅葉の真っ盛りになりました。今年も色んな事がありました7月の集中豪雨(大雨予報で急遽自宅に帰り恐ろしい目に遭わずにすみました)で谷向い正面で山崩れがあり、赤茶けた傷跡が痛々しいです。谷川の大石もその位置を変えてしまい水の力の大きさを見せ付けられました。谷沿いの道も四箇所で道幅が半分になっています。麓の水田も水を被たそうですが局所的な豪雨で直ぐ引いたそうです。サルの集団が秋まで居ついて麓のあちこちで被害が出ました。隠居所の近くの大木にサルが鈴生りになっていると通りがかりの人が知らせてくれました。裏山の山栗、山柿は一つ残らずイカレてしまいました。サルやイノシシのテリトリーに入っている人間が自分の作った作物がイカレて怒っても「オトナゲ無い」し人間が自然の中で「檻」に入って野菜作りするのも「漫画的」なので野菜つくりはあきらめました。ただ、柚子と春に植えた生姜は無事でそろそろ収穫できそうです。色ついた木々の中から野鳥の声が賑やかに聞こえます居場所も姿も確認できず、名前も判りませんが秋の深まりを感じています。

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    1. お見舞い申し上げます。さて、天高く、紙飛行機日和になってきました。11月15日までは忙しくしておりますがそれ以降でしたらご都合のよい日にご案内します。

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  2. !局地的な集中豪雨も恐ろしいものですね。我が街でも被害があって「どうでした」と心配の言葉をいただいたことがありますが、実は被害のあったのは北部で、私の住んでいる南部は「何のこと?」ということでした。
     スノウさんの猿害を「大変なことだ」と読んでいましたが、な な なんと!我が家から数百メートル先の緑地と周辺の人家に『出没した』という回覧板が廻ってきました。現行犯を写真で「逮捕」してやろうと散歩しますが私は遭遇していません。
     昔、箕面公園には半グレ猿が大勢いて相当獰猛であったのを思い出しました。
     コメントありがとうございます。・・・・大変ながらも素晴らしい自然に包まれた隠居所の様子を清々しく読んでいます。
     

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