2012年11月3日土曜日

グレイトグランマ コレクション

  再生可能エネルギーが脚光を浴びているが、『再生可能衣服』の王様なら毛糸だろう。
  その上に、今冬などは節電、省エネということで、『ワコール男性用毛糸パンツ「ふわふわ」』が注目されているらしい。
  テレビの初期のCMに「カンカン鐘紡 カンカン鐘紡 赤ちゃんの時から鐘紡毛糸」というのがあって耳に残っているが、半世紀を経た今も、このように堂々と毛糸が闊歩しているのには脱帽する。

  義母は一時期などはほとんど寝たきりだったが、老人保健施設に入所してから確実に改善されている。
  それは、施設のリハビリもあるが、少し心に余裕のできた妻や私などが、昔の縄ない等の農作業のことを聞いたり、あやとりを教えてもらったりという、いわば「試行錯誤の家族介護」もプラスに働いた結果だと思っている。
  そして今回、「曾孫にマフラーを編んでくれたら嬉しいけど・・」と言ってみたところ、「そうか」と言って動き始めた手は自動運転のように進んでいった。
  「雀百まで」というか、こういう能力は全体的な要介護度とはまったく別の箇所で不滅らしい。
  で、これまで妻と私が編んで貰った作品の一部を上の方にアップした次第。

   ブログの下書きを見せて、 「お祖母ちゃんの作品を世界中の人が見るねんで」と言ったら、「そら、えらいこっちゃな」と嬉しそうにまた少し元気になった。そして、すぐに「疲れた」と言って寝転んでしまった。写真は一瞬の元気を捉えたもの。

2 件のコメント:

  1. うちの嫁はんは、毛糸好き、というより「毛糸マニア」です。家の押し入れから戸棚、少しの隙間があったらリスの「保存ドングリ」のごとく、押し込んであります。「何時か編むからおいてあるの!」と言ってせっせと買い込んでいます。

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  2. !その気持ちよく解ります。
     妻の友人のSさんは縫製が大好きで、布を見たり買ったりするのが「病的に」楽しいそうです。
     私は木の枝や材木を大規模に「保存どんぐり」して妻に叱られています。

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