入所している母が「正月の雑煮はどういうものか」と職員に尋ねまくっているので施設の中で大きな話題になっている。いわく「白味噌で、丸餅は焼かず、小芋と雑煮大根、金時人参に豆腐に花かつお」という厳密な希望らしい。さらに「二日目は澄ましで、焼いた丸餅と水菜と蒲鉾」とうるさい。いつの間にか入所者間で雑煮談義に花咲いているが、難聴と認知症で大騒動になっている。
わが妻のルーツは大和。毎年「このきな粉雑煮が如何に美味しいか」という講釈を聞きながら食している。行事食としての伝承のことを除いて正直に言えば、きな粉雑煮は結構クールと言えよう。
23日追記
大正時代の堺の幼児に思い出してもらったわらべ歌は、
♪ 正月来たら 何うれし
碁石みたいな あも 食べて
割り木みたいな とと 食べて
おこた に あたって ねんねこしょ ・・・でした。
「お雪みたいな まま 食べて」については、「正月にご飯は食べないやろ」と一蹴されました。
昔の記憶は蘇るということを聞きますが好い刺激になるのでしょう!係の人の困惑顔が目に浮かびそうです。お正月のお節で思い出すのは母親のつくる「五目豆」です。トライするのですがどうしてもあの柔らかさが出ません。やはり七輪で時間をかけてトロトロ炊くのがいいのでしょう、年の瀬が来ると思いだします。
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