和歌にも書にも全くの門外漢ながら奈良県立美術館の「會津八一(あいづ・やいち)のうたにのせて」を昨日覗きに行った。
これまでに何回か會津八一を熱く語る浅田隆先生の講義を聴いた記憶と、南都(奈良)のそこかしこの御寺にあった會津八一の歌碑の記憶に誘われての散歩気分である。
途中に30分程度のビデオ放映があり、そこでぐっすり午睡がとれたのに満足したなぞという本音を言えば主催者はうんざりするに違いないが・・・、誤解の無いように付け加えれば、展示内容が不満ではなく当方のレベルの問題である。
と言うよりも、出口を出た折には十分満足して紅葉の奈良公園の散歩に移ったことを強調しておきたい。
と言いながら、高速餅つきの中谷堂で草餅を一つだけ求め、それを夫婦で半分ずつ食べながらの散歩は、會津八一や和辻哲郎のそれとは程遠く、我ながらその軽薄さが恥ずかしい。
秋篠寺にて(會津八一)
あきしのの みてらをいでて かへりみる いこまがたけに ひはおちむとす
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