2024年2月14日水曜日

長閑な奈良

   このたびは ぬさもとりあへず 手向山(たむけやま) もみぢのにしき 神のまにまに
 百人一首でも有名な菅原道真(菅公)の歌。

 菅原道真のことは昨日も書いたが、13日、奈良の手向山八幡宮に寄ったので、境内にひっそりとある『菅公腰掛石』に座って、如何にも欧米人らしい観光客にスマホのシャッターを押してもらった。

 「スガワラミチザネ」と言ってももちろん通じなかったが、私の後、彼等同士代わりばんこに座って感激した様子で撮影したりしていたから、日本観光の思い出をひとつ足してあげることができたようだ。

 だいたいが、鳥居まである腰掛石にほんとうに座っても良いのかどうか知らないが、ただ見て帰っただけでなく深い思い出にはなっただろう。
 彼の欧米人には自慢の写真になったはず。
 「見てくれよ この写真。どうだ 如何にもジャパンだろ。鳥居の奥に座れと日本人の爺さんが教えてくれたんだ」と語るかどうかは知らんけど。

 なお、奈良公園の県庁前広場はいつも鹿が大勢集まっているところだが、13日は見事に集団で寝そべっていた。
 観光客が鹿煎餅を顔の前まで持って行っても知らん顔。
 春節スタートと日本の三連休の昨日までにたらふく食って食傷のご様子。
 花粉は嫌だが長閑な春到来の奈良。

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