大阪の難読地名を検索すると、放出、住道、枚方、交野、私市、四條畷、門真、吹田、箕面、十三、御幣島、柴島、喜連瓜破、住道矢田、杭全、河堀口、中百舌鳥、富田林などが出てくるが、これらはどちらかというと初級コースで、日下などは太安万侶が古事記にわざわざ日下と書いて「くさか」と読むのだと書いている。
また、同じく記紀で神武が最初に河内湾から大和を攻めようと上陸して楯を立てた地(津)が日下の楯津(たてつ)と書かれているが、その盾津は私の出生地である。
そのあたりを今は近鉄けいはんな線(大阪メトロ中央線と乗入れ)や阪神高速道路東大阪線が横断していていて駅名(地名)は「吉田」である。
私は小学校入学前にその地を転出したが、それでも大阪府内でおよそ40年間就業し、仕事柄勤務地も変わり、大阪の難読地名にも数々遭遇してきた。
そしてつい最近、大阪市内から中央線・近鉄けいはんな線で生駒駅を目指して帰ってきた。
がらんとした昼間であったので地下鉄が地下から地上(高架)に出て車窓などを見ながら車内放送を聞いていて私は驚いた。この線に乗ったことも数知れないが、その日初めて「吉田」が「よしだ」でなく「よした」(YOSHITA)であることを知って驚いた。難読以前の問題である。
帰ってからその驚きを妻に語ると妻も「YOSHIDAやと思っていた」と驚いた。
今でも勝手な思い込みを捨てきれず「駅名の表示板を誰か間違えたんとちゃうのん」と半分疑っている頑固ジジイである。

難読地名で一言三言、高校時代から登山が好きだった。1964年頃の大阪地下鉄はどれだけ乗っても20円だった。梅田駅から大好きな阪急電車に乗り換え淀川を越えるとボーリング場が在った。建物上部に「ナミボール」斜体文字で命名されていた。いつも淀川を渡ると、この看板が目に入ってくる。変わった名前のボーリング場やな 淀川のさざ波から付けたのかな?と。ナミボール 波ボール 浪ボールと生来のぼんくら頭の中はワヤクチャに・・・。正解が分かるのにそう時間はかからなかった。大正解は「十三ボーリング」だった。 岳人」
返信削除ナルホド!
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