2017年2月19日日曜日

ケヤキの根上り

   わが家の裏は遊歩道で街路樹のケヤキが道のほぼ中央に何本か植えられている。
 このケヤキは夏には日陰を作り、ほとんどの人は知らないが私は家の窓からタマムシを鑑賞している。
 また、「雀の小便たんご(イラガの繭)」をキツツキが突くのも見ていて飽きない。
 ただ初夏には毛虫が大発生したり、晩秋には大大大量の落葉を散らすので悲喜こもごもといったところだが、基本的には身近な自然で私は好きだ。

 ところが写真のとおりの数本のケヤキで「根上り」がしてきたので自治会を通じて自治体に対策を要望していたところ、先々週に「鋳物製のガード(グレーチング)を取り払おう」と連絡があったので、ちょっと待ってほしいと現地を見ながらの相談を自治体と行った。

 この程度の根上りをどうして問題にするかといえば、やはり高齢化があり、この程度の段差でも蹴躓く人がいる。ベビーカーの人、足の不自由な人も困っている。さらにこの道は坂になっているので自転車の事故は十分に想定される。
 私としては、隣の自治体の工事施工状態からみても太い根の上部を削ることで対応は可能じゃないかと意見を言い検討してもらうことになった。

 ところで、ケヤキの根上りで歩行者が被害者になるというようなことを言ってきたが、考えれば被害者はケヤキではないかという思いもしてきた。
 周囲は広く舗装され、いったいどこへ根を張れば水や養分を得られるのかとケヤキは言っていないか。
 次の検討段階では「浸水性舗装」への転換を述べてみようか。
 よい知恵があればご教示いただきたい。

   根上りの被害者は誰と木々が言ひ

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