「樽のようなものに魚を入れて置いておくとトンビが捕りに降りてくるが、いざ獲物を咥えて逃げようとすると樽の中では羽を広げられないので飛び立てないから、トンビは簡単に捕まえられる」とみんな?言っていたが、実際に獲ったのを見たことはなかった。都市伝説?
そのうちにわが街の海ははるか沖合まで埋め立てられコンビナートになったから、そんな方法でトンビを獲ることができるのかどうかの真偽は不明のままである。
寅さんの映画の旅先にはよくトンビがピーヒョロヒョロと飛んでいて、ニッポンの田舎の原風景のヒトコマだが、そういえばもう長い間見た記憶がない。
つい先日のBSの「こころ旅」を見ていたら、滋賀県東近江市の田圃でトラクターのうしろに無数のトンビが群がっていたがこういう光景は初めて見た。
わが家周辺では、シラサギやキジが同じようにトラクターの後についていくが、さすが琵琶湖は「ウミ」である。
明治生まれの私の父などは当然トンビというコートを持っていたが、もうそんな風景を覚えている人も少なくなった。

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