2024年4月6日土曜日

機能性表示食品

   小林製薬のことで、≪不謹慎だが≫私は笑った。怒ったのでなく笑った。
 新聞の週刊新潮の広告の「垂れ幕」の一つが『医療用医薬品から逃避しネーミング勝負』とあったからである。 

 確かに、耳鳴りにナリピタン、こむら返りにコムレケア、それ以外にも、のどぬ~る、熱さまシート、血圧ヘルプ、歩くたすけ、などなどなどなど、CMで駄洒落みたいな商品名が出てきたら「小林製薬かも」と思ってしまっていた。
 社風というか経営者の姿勢のことは週刊誌が報じているからここでは飛ばすが、週刊新潮のいう「質よりネーミング」という印象は大いに持っていた。

 サプリメントは朝昼晩×何粒という摂取量だから、普通の食料品とは桁が違う。それだけに品質の安全確保は重要だったが、国が審査していたトクホから切り離して、企業まかせの「機能性表示食品」なるものを決めて野放しにしたのは安倍内閣だった。
 今現在、安倍派の裏金問題が大問題になっているが、アベ政治というものは金に汚いだけでなく「国民の命よりも(自民党や安倍派の)スポンサー」というものだった。
 そのキャッチコピーが「規制改革」「規制緩和」であった。安倍晋三の数々の虚言の中にしっかり位置付けてこれ以上騙されないようにしなければ・・・。

 なお10年前に、トクホの規制緩和=企業任せの機能性表示食品創設の危険性を指摘してアベ政治に対決していたのは日本共産党と穀田恵二議員だった。

 毎朝薬を5種類服用している私が言うのはなんだが、サプリメントで劇的に改善する人をテレビの外で見たことがない。ほんとうに不調なら、とりあえずは病院に行くことではないか。

 テレビもラジオも新聞も小林製薬の大問題を報じているが、CMや広告は大量の他のサプリの宣伝に覆われている。
 そういえば、規制緩和のときもマスコミはそうだった。
 そういう意味で、赤旗の論陣は妖しい大宣伝に騙されないためにも貴重だと思う。
 まだ購読されておられない皆様には是非とも赤旗の購読をお勧めする。

 重ねて言うが、機能性表示食品の事件が小林製薬だけで済むことを祈るのみ。
 自動車産業の不正検査事件を見ていても、この問題の危険性は業界全体にありはしないか。
 未来に向かって一番の安全対策は自公政権を退陣させることではありませんか。

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