1000年前、1400年前というと、奈良時代であり、春日大社の社殿建立と伝えられる時期である。
神の使い、神鹿として保護されてきたという文献史料と自然科学的分析結果が一致したことにまるで生きた考古学的な感動を覚える。
「神の使い」を殺して食ったのは先の戦時中の昭和人だけであるようだ。
写真は先日、東大寺南大門の近くで撮影したものだが、このように奈良公園の鹿が鎖を噛むのはよく知られているが、その理由は、鹿語が判らないので不明だが、大きくは2つの説があるようだ。
①は、1000年以上、人に頼って柔らかい食べ物ばかり食べてきて、本来の能力が満たされないストレスからくる「舌遊び」。動物園のキリンでもそういうことがあるそうだ。
②は、北海道では鉄分補給のためレールをなめに来る鹿の鉄道事故対策のため山中に鉄のそういう設備を設置しているように「鉄分補給行動」。
・・・どちらも説得力があるが、しか(確)とは判らない。
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