2022年1月26日水曜日

偏西風の蛇行

   近畿地方の日本海側では今年12月の降雪量が平年比504%に上り、統計史上2番目に多かった。

 1月上旬も大雪だったが、日本列島の日本海側で大雪が続いた要因は、偏西風(寒帯前線ジェット気流)が蛇行して日本列島近辺で南下したこと、北極海上空の寒気を伴う低気圧(極渦・きょくうず)が分裂して南下したこと、日本列島の南側の偏西風(亜熱帯ジェット気流)が日本付近で南に蛇行したことなどが要因だと気象庁が発表した。

 南側偏西風蛇行の背景にはラニーニャ現象(南米沖の海面水温が平年よりも低くなる)があったという。

 さらに、日本海北部では海面水温が平年よりも高く、そのため水蒸気が多くなり降雪量が増えた可能性もあるらしい。

 トンガの火山の空振による津波もあったように、広義の気象を考えると世界は狭い。そういう目でいろいろ考えていると、口ばっかりの政府の怠慢等に怒るのも「小さなことだ」とあほらしくなるが、いかんいかん、それとこれとは別だと思いなおしている。

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