もしそうなら、それにしてもインド半島の形(三角形)の渾名(あだな)に換えただけでなんとなく姑息だと思ったが、実はそれは誤解で、デルタというのはそうではなく、ギリシャ文字の第4文字(アルファ、ベータ、ガンマ、デルタのデルタ)で、イギリス株などから4番目に特定されたという意味らしい(納得)。
アルファベットやキリル文字など現在使われている多くの表音文字の元はギリシャ文字に由来しているらしいが、そのさらに元はフェニキア文字といわれている。紀元前11世紀頃、地中海世界、現在のレバノンあたりにいたフェニキア商人の創造だといわれている。その第4文字(アルファベットでいうとD)が『ダレト』で大文字が三角形である。
先日来、ウラルアルタイ語やユーラシア、シルクロードのことを書いてきたが、フェニキア文字由来の表音文字は、東に伝搬してソグド文字、ウイグル文字、モンゴル文字、満州文字にまでなったというと感慨深い。ただ満州と目と鼻の先の日本には伝搬せず、日本は漢字の上にひらがなカタカナをつくって訓読みを発展させた。日本はユーラシアの諸民族の文字から見ても孤児であるし、中華の漢字文化の文法から見ても孤児である。面白い、面白い。
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