2017年2月28日火曜日

総会の季節

   私の周りの各種団体では多くが「4月から3月」が会計年度になっていて、定期総会が4月か5月に開催される。
 老人ホームの家族会もその一つで、いよいよ4月の総会の日程が最終確定して議案書の作成の時期を迎えている。
 決算報告以外はそんなに大層なものではないが、毎年どんな工夫をすれば会員さんに喜んでいただけるだろうかと考えるのだが、なかなか斬新な年次方針を考えつかない。

 そんなフリートーキングの一コマだが、「お餅つきの蒸す作業を簡便にしたいので餅つき機を購入してはどうかという声があったがどうだろう」と言ってみたところ、「昨年暮れのあの薪コンロの煙を見たら餅つき機はあり得ない」と返ってきた。

 薪の煙と蒸しあがった湯気の香り、それを100%手作業で味わう楽しさは、都会ではお金を払っても手に入らない。
 「家族どおしで楽しむBBQはどうだろう」「蛍狩りに行けないか」ととりあえずの話は弾む。
 実際にはいろんな制約があってそんなに簡単ではないけれど、夢を語るのは楽しい。
 新聞の特集なぞでは、「PTAがお母さんの趣味の集まりになっている」というような批判もあるが、その伝で言えば、同じように居直ってしまって家族だけで楽しんだって罰は当たらないように思う。

 写真は旧冬の餅つき大会時、私が義母に「お祖母ちゃんが使ってたコンロと釜と蒸し器やで」というと、楽しそうな笑顔で答えてくれたときのもの。

   梅林は犬と子供がよく似合ふ
 桜となると大人の男の酒宴が似合うが、わが家近くの梅林は健康的な笑い声に満ちていた。なお、50年近く前、水戸の偕楽園では梅林の下で大酒盛りばっかりだったので驚いたが、関東は今でもそうだろうか。

3 件のコメント:

  1.  老人ホームの餅つきの相談をしていたとき「調理室のスチーマーは大型すぎて上手く蒸せないから、蒸すためにだけに餅つき機を買いたい」という話が起こったので「そしたら我家の薪(まき)コンロ一式を持ってきますわ」ということになった。
     ホームのスタッフも家族会役員一同も「薪コンロ?」「BBQコンロみたいなもの?」とイメージが湧かないらしかったが、当日は入所者は「懐かしいなあ」と喜んで、スタッフや家族は「珍しいなあ」「はじめて見たわ」と驚いた。
     その後、「来年のために餅つき機を買いますか」と尋ねたら、「あの薪の煙ともち米の湯気を知ったら餅つき機なんか買われへんわ」と全員が一致した。

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  2. 滝の水の流れと焚火の火は何時間見ていても飽きる事がありません。炎を見てさまざまな思いにかられるのは人間の本性なのかもしれません。ガスレンジの火、以外の炎を見なくなって久しい。人間である事を忘れないためにも餅つきは必要です。おばあちゃんの笑顔が素晴らしい!

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  3.  餅つきでなくてもよいから焚火というかBBQでもいいですが、そんな「祭り」をしたいなあと思います。結構「需要」はあると信じています。

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