2025年12月7日日曜日

キルギス人は兄弟だ

    白石あづさ著『中央アジア紀行』を読んでいてクスッと笑った箇所がある。キルギスのことだ。こうあった。
 🔳キルギス人が日本人に会うと必ず話す伝説がある。それは「キルギス人と日本人はかつてシベリアで暮らしていた兄弟で、肉好きはキルギスへ、魚好きは日本に行った」🔳というもの。
 顔も似ているし、靴を脱いで家に上がり布団を敷いて寝る生活スタイルも同じだという。
 確かにロシアがらみのニュースなどで中央アジア各国首脳が映ると、アレレと思うこともある。日本人がいる⁉
 だいぶ以前の記憶だが、作家の椎名誠氏がテレビのドキュメンタリー番組か何かでシベリアに行ったときの映像がこんな感じだった。
 🔳 現地の人「どこから来た?」 椎名「日本からだ。東の海の向こうだ」 人「冗談だろ 隣の集落の者だろう」 椎名「いやほんとうに日本人だ」 人「またまたまた、近くの集落からだろう」 椎名「ほんとうに日本から来たんだ」 人「どこかで見たことがあるぞ、やっぱり近くの人だ」🔳・・・こんなやり取りが続いて、テレビの前で笑いながら、ロシア=ロシア人ばかりでなく、シベリアには多くの民族、アジア人がいるのだと再認識したことがあった。
 それはそうとキルギスってどのあたりの国かご存知?
 中国から天山山脈を越えてゆくシルクロードの近い国だが私は勉強不足でほとんど知らなかった。
 もしかしたら、ほんとうに兄弟だった?

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