2025年9月3日水曜日

パレスチナのこと

    トランプ米大統領は、ニューヨークで開かれる国連総会に出席するパレスチナ自治政府アッパス議長らのビザ発給を「拒否または取り消す」と発表した。 もちろん「国連が招待した人物の国連本部訪問に障害を加えてはならない」と定められた国連協定違反の措置である。
 フランス、イギリス、カナダなどの有力国もパレスチナを国家として正式表明するといわれている国連総会への妨害行為でもある。
 この不法、不当なトランプ政治に対して、石破自公政権は未だにパレスチナ政府を国家として認めるとも言っていない。一言で言って対米従属ぶりが情けない。
 
 1900年代後半にパレスチナの代表が来日した当時のことを思い出す。
 当時の社会党などは「イスラエルを追い出してパレスチナ国家を樹立する」という方針で大いに勇ましく、共産党の「パレスチナ、イスラエルの平和共存」という方針は、当時はまるで腰抜けのように非難する声もあった。それが今は両国の平和共存を実現するという方針は国連の圧倒的多数の声となっている。隔世の感がある。

 ところが、ワシントン・ポストによると、ガザの戦後について、アメリカがガザを10年間管理する。住民は他国等へ「自発的に」移住する。移住する住民には一人5000ドル(約73万円)と4年分の家賃補助や1年分の食料を支給する。そしてアメリカ(トランプ?)がガザをリゾート地として再開発する。・・という案が検討されていると報じられている。

 ・・それでも日本は、トランプに尻尾を振って突いていくのですか???
 【写真はトランプがSNSに投稿したガザの未来の映像。真ん中はトランプの黄金像。ネットから】

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