2025年8月18日月曜日

死んだふり

    つい最近も羅臼岳で人が食い殺される事件があったがあちこちで熊の被害が報じられている。
 となると、やはり「死んだふりは有効か」の話が出る。圧倒的には「効果なし」だが「効果があった」という経験談も見る。
 そもそも昔は人間の住む里と獣の棲む森は分かれていたが、人間が森を荒らしたから獣が里に下りてきたという有力な説がある。
 もうそういう危険がある山に登ることもないだろうが、奈良市や京都府南部に熊が出たという情報もあるからハイキング、ピクニックだって馬鹿にできない。

    コガネムシのことだが、背中をつかんだりすると「死んだふり」をする。
 同時に脱糞のようなことをするから、可愛くない。
 クロコガネかオオクロコガネだと思うが、けっこう緑色が美しい。これをつまんだら見事に死んだふりをした(驚いて気絶したんだという説もあるが私は死んだふりだと思う)。
 手足も引っ込めて、まったく生き物の気配を消した。
 暑い昼下がり、どれくらいで動き出すかと汗をかきながら見つめていたら、優に10分はそのまま動かなかった。息をひそめていたのだとしたらそれも相当な忍耐力だと感心。
 ムシだって、生き抜くのは大変だ。
 写真は10分以上経ってゆっくり手足を出したところ。

0 件のコメント:

コメントを投稿