陸橋を降りてきてカーブを切ったとすると自転車の後ろに置いていたコートが風にあおられて落ちたのではと想像した。
2~3日前の、朝は寒かったが昼には暖かくなった日のことである。
すぐに探しに来られるだろうと妻が近くのフェンスに掛けておいたが、2~3日変化がなかった。
少し先から飛んできたのだろうか、電車かショッピングモールに置き忘れたと信じ切ってここには目につかないのだろうかなどと想像して、交番に届けるべきか、どうしようと考えた。
そして、結局、コートをハンガーに掛けて「おとしもの」との表示をクリップで留めて、陸橋のポールに高々と吊るしたら翌朝なくなっていた。
夜にたまたま見つけたのか、昼に見つけたが少し恥ずかしいので夜に来たのかは知れないが、こちらとしては一件落着でホッとした。
まさか、誰かが盗んだわけではなかろう。
この話を娘の家で話したら、「夜に高々とコートが揺れているのはちょっと怖いシーンやで」と言われた。ハロウィンはとっくに終わっているが「あそこの角でおばけを見た」といううわさが広がっていないだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿