その折の感想だが、熱中症対策が繰り返しアナウンスされている下で、女子高生たちが制服であろうベストを着けていたのを見て、少し暗い気持ちになった。ちなみに男子は何ということのない白い半そでだった。
校則でもあるだろうし「修学旅行のきまり?」に違いないのだろうが、この硬直性はどうにかならないものだろうか。
生まれつき茶髪の生徒が黒く染められたとか女子高生の下着の色まで点検されるといういわゆるブラック校則が問題にされてからも久しいが、そのゆがんだ精神はあまり変わっていないようだ。
教師の中には「もっと柔軟に」「もっと現実に即して」と考えている教師もいるに違いないと信じたいが、きっと学校運営について日頃からおおらかに議論する風土がないのだろう。あえて言えば生徒もそうだがそこのところは今は触れない。
「卒業したら世間の理不尽はもっともっと厳しいのだからグレイ?な校則ぐらい耐えなければ」という意見もあるようだが、その意見は絶対に間違っていると思う。
個人の人生にとってみても、大きくは日本の政治経済の発展のためにも、上級者の言われたことには批判しない、言われたことを言われたとおりに(だけ)やる、そういう人間づくりが正しいとは思わない。
何が民主主義だ、自由だ、多様性だ・・・
NHK Eテレの幼児番組だって、多様性とそれぞれが主張することの大切さを語っているぞ。
学校運営の問題ではなく保身でモノ言わぬ教師の問題だとは思いたくない。
そういえば東大寺の職員もネーム入りの揃いのベストを着ていたが、こちらはファンで膨らんでいた。さすがだ。
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