暑気払いいつしか話題は墓じまい (川柳もどき)
朝ドラではないけれど、家父長制の下では女性は無能力者で、男子(長男)が家やお墓を継いできたが、一夫一婦を基本とした現制度上はそれはもういろいろ馴染まなくなっている。
それに、子どもたちが遠くへ転居してしまうのも普通のことである。
いきおい、墓じまいが非常にリアルな課題になってきて、少子化の下では、現実に墓は「負動産」と言われたりしている。
私の場合も孫の代にどうなるかわからない事情がある。
私自身は、原理主義的な無神論ではなく、というよりも、汎宗派とでもいうような言葉があればよいが、そんなイメージの、宗派を超えた仏教徒と言われてよいと思っている。
とすると、「そこに私は居ません」の 〽千の風になって ではないが、子や孫が比較的馴染むお寺や仏像や僧侶に接したとき、その向こうに先祖(私など)をイメージしてくれたらそれでよいと思っている。
暑気払いの席も、どういう訳か娘さんばかりの人が多く、けっこう私の意見への共鳴も多かったように思う。で、明るい墓じまいの話になった。
ただこの種の「心の問題」には正解も誤答もなく、お墓の建立も、散骨も、都会の納骨堂もいろんな選択肢を納得して選べばよいと私は思っている。
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