2024年4月13日土曜日

いずれ菖蒲か

   いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)・・とは美しいもの秀でたものの例えであるが、アヤメ科アヤメ属といってもシャガがそれほど注目されないのは可哀そうである。

 シャガは三倍体植物で種子をつくらないから、森の奥にシャガの群生があるとすると、そこはかつて人家があった、つまり廃村の跡だという。
 にもかかわらず、わが庭の思いもよらない場所で咲いていたのが掲載の写真。

 あちこち土を入れ替えたりしているうちに移動したらしい。
 深くもない根っこだが丈夫な植物で、こんな風に逞しく生存圏を拡大している。
 これからシャガを見つけると、肺いっぱいに息を吸い込んで、その生命力を取り入れたいと思う。

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