先日来のパソコンの不調が解決せず、私の頭の中も「ちらほら咲き」。このブログは Word とは関係ないので今までどおりかけるのだが、気分が滅入っていてなかなかパソコンに手が伸びない。
さて先週、万博会場の建設工事現場でガス爆発事故があった。テレビのニュースでは「溶接作業の火花が引火した」というので、きっとホコリか廃材に燃え移った火事だろうと思っていた。
しかし実は、夢洲は廃棄物の処分場であったから、あっちこっちからメタンガスなどの可燃性ガスが噴出しており、市民団体が確認しただけでも79本の「ガス抜き管」が設置されている。そのガスに引火して爆発事故となったという。
私の不注意かもしれないが、そんな説明はテレビニュースにはなかったように思う。
建設工事中は労働安全衛生法上も無視できないし、万博が始まったなら各パビリオンの労働者をはじめ来場者だって危険極まりない。
まるで、「一旦始めた戦争は中止できない」と、挙句は特攻作戦にまで突っ込んでいった昭和の軍部を思わせる。
半藤一利さんや保坂正康さんの著作を牽くまでもなく、先の戦争を指導した軍部たちは当然にアメリカと全面対決して勝てるとは思っていなかった。さらには戦争途中からはなおさらだった。
しかし、今さら自分から終戦とは言えない、どこか局地で勝った後講和に持ち込みたいという無責任政治の継続があの結果だった。
ほんとうに今日の維新の政治家の言動を、古い歴史の再現劇を見るように感じているのは私だけだろうか。
子曰く、過ちては改むるに憚ること勿れ。
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