NHKBSに『クールジャパン』という番組があり、いささかニッポンスゴイ!的な”臭い”はあるが、民放のそれらに比べると冷静に笑ってみていられる。
その中の、テーマが『自動販売機』の折に、多くの外国人が「路上に自動販売機が置かれていると自分の国では泥棒にあう」と語っていたが、確かに日本ではまあまあ自動販売機は荒らされずに立っている。・・・と褒めちぎられる日本人のモラルの水準も近頃は地に落ちたようだ。桁違いの裏金の話である。
そのように日本と日本人の評価をズタズタにしているのが、ニッポンスゴイの親玉みたいな顔をしていた安倍晋三一派だというのも社会勉強になる。巧言令色鮮し仁。名言である。
例のパーティー券裏金事件だが、パーティー券方式そのものが政治資金規正法の脱法行為であるという基本問題をとりあえず横に置いておいても、収入を全て会計報告して、ノルマ超過分を各議員の資金管理団体に寄付すればよいだけのことである。税金問題もないだろう。それを何故組織的に裏金にしたのか。
ズバリ、使い道を明らかにできない(したくない)使い方をするためであろう。河井夫妻選挙買収事件もその一つ。
官房機密費も同質だが、米軍基地反対運動や、原発建設反対運動の際、多くの札びらで切り崩しが図られることもあった。職業としてヘイトスピーチを発信し続けた会社もある。選挙になると車内広告だけでもいろいろ計算が合わない雑誌がある。四六時中酒食をともにしている「評論家」がテレビで「解説」している。
そして地元の「有力者」を可愛がるということも・・・ないだろうか。
だからこの裏金問題は、「報告」しなかったという事務処理が問題なのではなく、その裏金がどう使われ、それがこの国の民主主義をどう歪めたかではなかろうか。
一安倍派だけのことではない。ほんとうにこの国を愛するなら、こんな嘘つき集団(政党)を選挙で選んではならない。
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