農林水産省の統計によると、日本の食料自給率(カロリーベース)は1965年には73%であったものが、2022年には38%になっていて、「食料安全保障」という観点からも大問題だと指摘されて久しい。
その主な原因は米作の減反政策と片や小麦や肉類の輸入にあるとばかり思っていたが、食料自給率(カロリーベース)の統計を見ると、米(コメ)が約60%であるのに水産物が約50%とあるので驚いた。
島国であり海洋民族といわれたりする日本の水産業がそういう酷い実態だとは知らなかった。
エビがベトナムやインドネシアであっても驚かないし、ノルウェー産のサバが美味しいのもだいぶ前から知られていた。
その後、チリやノルウェー産のサーモンは魚売り場の定番になったし、タコは圧倒的にモロッコ産になった。
しかしクロアチアのマグロは浅学にして知らなかった。
アドリア海に面したクロアチアが実際にはどこの海で獲ったのかは知らないが、アドリア海か地中海だろうか・・・と調べてみると、なんと、養殖だというし日本企業も参入しているようだ。
それならヨーロッパの海域で乱獲しているわけではないので、遠慮なく戴いてもよさそうだ。ただ、この記事をしっかり学んで書いているわけではない。
旧ユーゴスラビア、バルカン半島というと民族紛争、ヨーロッパの火薬庫として有名だが、マグロを通じて楽しい交流が深まればよいと思いながら夕飯をいただいた。
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