やむを得ない。古い言葉、ほぼ死語だから仕方がないが、私の親世代までは普通に使用していた言葉だし、関西では特に残っていた言葉だから、上方落語界のホープとしては耳の奥に残しておいてもらいたい。
確かめてはいないが上方落語の古典には絶対に使われていると思う。
このブログでは、2012年6月2日や8月25日に書いたことがあるが、牧村史陽編『大阪ことば事典』にも載っているが、それ以前に広辞苑ほかの辞書にも載っている言葉で、広辞苑でいうと、考えたり、思い出したりするときに発する語。ええっと。となる。
私はてっきり関西弁だとばかり思っていたが、友人のスノウさんが「サザエさん(長谷川町子=福岡~東京)にもあるよ」と教えてくれて、図書館で牽きまくって全国語であったことを知ったもの。
つい先日、上方落語『胴乱の幸助』の胴乱とは・・という話を書いたが、古典落語はそのまま民俗学や古典文学(古語)のテキストであり辞書でもある。
そんな死語を知らなくても日々の暮らしに何の不都合もないかもしれないが、それではあまりに人生がつまらない。
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