山車、神や仏の仮装あるいは人形、対極的に悪魔的なもののそれ、万国旗的な飾り、花火・行燈・各種競技、獅子舞、人形劇、龍踊り、盆踊り、幢等々、そのような発想のものは世界にはいろいろあるが、鯉のぼりの源流は中国文明の登龍門の故事であったとしても、それを鯉の形にして空に泳がせ子の成長を願う庶民文化は、発想の飛躍という意味で一頭地を抜いているように思う。
ところが、都会の住宅事情や少子化のせいか、近頃は鯉のぼりが少なくなった。
そして、川や公園や庭園等にロープを渡して多数の鯉を吊るす形の方が目立つようになった。各家庭の処分という側面も・・・。現代っ子が大きくなった時には鯉のぼりは渡したロープに吊るすものだというのが「常識」になってしまいそうだ。
4月6日、孫二人が揃って鯉のぼりの「掲揚はじめ式」を挙行した。年中行事というものはコロナ禍の閉門蟄居状況でも生活にメリハリを与えてくれる。
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