2020年11月7日土曜日

ハロウィーン

   先月の末にハロウィーンがあった。一般的には年中行事に類するモノゴトを大事にしたい私だが、ハロウィーンだけは商業主義やメディアの扇動臭が強くて好きでなかった。

 しかし、孫の凜ちゃんの家にイクジイに出向いたら、写真のようなコスプレ衣装があった。こうなると祖父ちゃんはもうメロメロで「ハロウィーンも許す許す」派に宗旨替えをした。

 特に今年は、コロナ禍で多くの各種行事が中止になったり規模が縮小されたから、家庭での小さな行事めいたことも大事にして生活のメリハリを大事にしてやりたい。それでいい。

 ちなみにハロウィーンは古代ケルト人の大晦日(11月1日が新年元日)の行事で、キリスト教からすると異教徒の土俗だが、大統領その他国家の要職に就く際にはバイブルに誓う国アメリカで、それがいま大流行りなのはそれはそれで面白い。

 別の角度から見ると、世界宗教は各地の伝統的宗教を取り込みながら、つまり変質しながら拡大して世界宗教になっていったわけで、土俗こそが「世界」へのエネルギーでもあった。私はそういう取り込まれたようで実は取り込んだような土俗の精神が好きである。

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