あまり形式的なことにこだわる必要はないかもしれないが、大いなる凡人は「お彼岸だぞ」と言われることで亡き人を想い感謝するわけで、日頃したこともない『経木流し(実はお焚き上げ)』も今年は行った。
ことのついでというと失礼になるが、四天王寺さんにも寄ったが、コロナ対策であちこちに接触禁止や立入禁止が表示されていた。
失礼ついでに言うと、その昔「疫病退散」で人々が建立した寺社が疫病に抑え込まれているように感じた。私は現代医学に沿ってコロナ対策を優先するのが正しいと信じているものだが、こういう時代に庶民の胸にストンと落ちる訴えが宗教家の側からも必要な気がしている。
「あの世の幸せ」を信じて「この世の矛盾に目をつぶる」宗教であってはならない。四天王寺の引導鐘を聞きながらぼんやりとそんなことを考えた。
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