今年2016年は10月17日にアサギマダラが我が家にやってきた。私の初見だ。
去年からすると1週間以上も遅かった。
夫婦で「フジバカマの花がもひとつやからやろか」「今年はコースを間違えたのやろか」と心配していたところだったので、ほっと安心した。
律儀な蝶のおかげで、時は巡り、ああ1年が経ったのだな、夏が完全に終わったのだなと実感する。
渡りの途中に当たる我が家では、限られた時期しかやってこないから、こういう感覚と重なっている。
ご近所の方からも「毎年楽しみにしてます」「来たらお知らせをお願いします」と言われていたので、早速「今年もフジバカマに『渡りをする蝶=アサギマダラ』がやってきました」と「お知らせ」を証拠写真付きで貼りだした。
鱗粉がなく、ふわりふわりと舞うように飛ぶ大型の蝶なので美しい。
それがこの先、沖縄から台湾あたりまで渡りをするのだから、特に判官贔屓でなくても文句なく応援したくなる。
ほんとうは、バーチャル世界の登場人物をいっぱい知っていても、こんな素晴らしい現実世界に見向きもしない子どもたちにこそ「お知らせ」を見て覗いてほしいものだが、感動してくれるのはシニアばかりである。
写真は今年新たに植えた「赤花の藤袴」のところ。
あまり人間(私)を気にもせず半日近く遊んでいてくれた。
第二陣、第三陣と次々にやって来てくれるだろうか。
少しわくわくし、心配もしている。
秋麗(あきうらら)ようおこしやす渡り蝶
17日にやって来て「続いてくれるだろうか」と書いたが杞憂だった。
返信削除18日は何頭もやって来て庭を賑わせてくれている。
我が家では金木犀が真っ盛りで芳香を放っている。
返信削除その上にアサギマダラが舞っているのだから自然界の美しさに感動しないはずがない。
・・・・と思っているのは私だけで、道行く圧倒的な人々はただただスマホ画面を覗き込みながら脇目も振らず歩いていく。
アサギマダラは「旅するチョウ」として有名で、四万十町窪川の農業中山治さん(67)も「恋人を待っているような気持ち」で迎えています。との記事が新聞に載っていました。アサギマダラが蜜を好むフジバカマを200株植えているそうです。9月下旬から現れ出し10月15日には今年最多の5匹のアサギマダラを確認したそうで、愛好家が熱心にカメラに収めていたそうです。
返信削除長谷やんとこのアサギマダラも我が県であれば、愛好家が集まるんではないかと思いました。そう言えば数日前百姓していた時に、大きな蝶がユラユラ頭の上を舞っていました。確 信はありませんが、「旅するチョウ」だったかもしれません。