2014年12月12日金曜日

これ、異常じゃないですか?

 元自民党幹事長であった野中広務氏や古賀誠氏が赤旗に登場してまで危機意識を持った自民党の変質を直視する必要があると思う。
 安倍晋三という人は、単なる二世三世議員というものでなく、国会への登場当初から、A級戦犯であった祖父の復権のことだろうが、つまり東京裁判の否定、国連による戦後秩序の否定を一貫して主張し行動してきたことを軽視してはならない。
 9日、最高裁は在特会のヘイトスピーチを禁止し1200万円の賠償を認めた一二審判決を確定させたが、先日は、この在特会と一緒に裁判を起こされている「保守速報」というネット上のヘイトサイトを安倍首相がシェア(安倍首相自身のフェースブックに再録)していたことも判明した。ネット上で在日朝鮮人の殺害予告までしていた「ヘイト(デマ)サイト」である。
 現在の自民党と内閣は、こういう安倍晋三氏たち「ネオナチ」に乗っ取られていることを直視しなければならない。欧米でいえば「ナチ党幹部の孫がナチは間違っていなかった」と言っているようなもので、到底市民権の得られない異端児である。
 だから、米国政府のスピーカーでもあるニューヨークタイムズは3日、「日本における歴史のごまかし」という社説を掲げ、第二次世界大戦関連の歴史をごまかそうとする安倍政権や右翼勢力の動きを強く批判したのだろう。
 かつては、自民党の国会議員や地方議員には少なからず地方の「旦那」のような人がいたが、そして今回の立候補者やその応援団の幹部にそういう人がまだいるかもしれないが、だからと言って投じた票は、結果としてネオナチに投じたことになるということを、心ある保守層の皆さんには考えてほしい。
 下の動画は、15日に秋葉原で行われた自民党の街頭演説会で、演説後に朝日等マスコミに向けられたコールである。「朝鮮人は帰れ」的なコールもある。この集団ヒステリーのようなものに支えられ、それを抑制しようともしない与党自民党にある種の怖さを感じるのは私だけだろうか。



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