山背(やましろ)だより・・・京阪奈の狭い範囲の役にも立たない些細な日常を綴っています。・・・(お気軽にコメントください)(匿名で記載し本文に名前を入れる方法も簡単です)。 スマホの場合は、最終ページの「ウェブバージョンを表示」をタッチして、ウェブバージョンの右にあるアーカイブで年月をタッチしていただくと以前の記事を読んでいただくことができます。ウェブバージョンの最終ページの「前の投稿」で遡ることも可能です。
2014年2月27日木曜日
侘助
「椿は首が落ちるように花が散るから武家が嫌った。・・・この途方もない嘘は、一体いつどのように通用し始めたのか。・・・・徳川秀忠ほか多くの武家の愛好者を持った。・・・・おそらく、椿とは逆に、潔く散らずに責任逃れをした昭和軍閥が作った謬説だろう。」は、高橋治氏の弁で可笑しい。
その椿の一種に、茶花の代表『侘助』がある。
その名の由来は諸説あるが、利休と同時代の堺の茶人還俗侘助がこよなく愛したからという説が美しい。
ところで、我が家の小さな侘助がどのようにして我が家で咲くようになったのかが判らない。
何十年も前からその植木鉢はあった。
そして、あまり洋風の庭には向かないので庭の裏に放ったらかしにしていたし、どうでもよい地に植えたり、庭をいじる度に植替えてきた。
名前どおり、影の薄い木だった。
そのせいで、背も低く痩せた幹で、何十年前とほとんど変わらない。可憐といえば可憐だが、要するに成長不良だ。
そして今回も、レインボーメイプルを伐採したことに伴い、ちょっとだけ庭の前面に移し替えたが、そういう試練にめげず寒風に花を咲かせてくれた。
また、私も歳をとり、洋風の花もよいけれどこういう和風の花もよいなあと思うようになってきた。
ほとんどの木々が眠っているような早春に、「猪口咲き」といわれる控え目な咲き方をしているのも風情がある。
侘助は良いですね。名前が何ともいえない日本的な感じがします。椿はグット来る強さを感じますが詫助はソット引く感じで気持ちがやんわりします。そこに沈香の香りと抹茶の湯気があればぴったりだと思います。伽羅ではお香のほうが強すぎると思いますが。長谷やんもお家で奥さんと一緒に一服如何ですか。
返信削除いやあ~~。 スノウさんのご様子が目に浮かびます。
返信削除私も妻も、その方はいたって不調法。というか、ガサツで非文化的な生活を送っています。
スノウさんのコメントを見習い、生活習慣の改善に努力いたします。