私は毎日、㈱アルプスのコンコード赤ワイン辛口という酸化防止剤無添加の安物の「癖のない」赤ワイン、あるいはそれと同等品を嗜んでいる。
それを知って息子のお嫁さんが、先日、クラッカーとチーズを提げてやって来てくれた。ありがたいことである。
そのクラッカーがなんと、前田製菓のクラッカーだったから珍しいので驚いた。
CMのキャッチコピー「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」は、私達の世代の関西人なら知らぬ者はいない。
さらにその大きな工場は我が故郷堺市にあり、その工場周辺はいつも美味しそうな香りが広範囲に充満していたから、そんな記憶も交えて懐かしいクラッカーだった。
そしてチーズは、私の好きなカマンベールチーズと一瞬思ったが、よく読むと『ブリーチーズ』(Le Brie)とあった。それって何?
調べてみると、フランスはブリー地方の白かびチーズの本家のようなもので、カマンベールチーズはその分家筋に当たるという、そんな能書きは不要の、とろけるような「癖のない」美味しいチーズで、ちょっとこれは虜になりそうな危険な代物だった。
照明を落としたテーブルで、このチーズにコニャックを振掛けて火を点し、青白い炎で温まったところをワインの肴にしたいが、老夫婦だけでは今更そういう気にもなれず、次に息子夫婦とチーズが好きな孫がやって来たときには・・と思うが、それまでにはきっとなくなっていることだろう。
今夜はクリスマスイブ、ちょっとおどけて点してみるか。
ご子息さんの伴侶からのプレゼントならなおのこと美味しいのは「当たり前田」!でしょうね
返信削除クラッカーとチーズの商品名をテーマにした記事で思い出した話があります。
返信削除コーヒーのフレッシュにスジャータという商品がありますが、これが実は仏教にちなんだ商品名なのです。釈尊が6年間に及ぶ苦行では悟りを得られないとして苦行を中断した際、釈尊にミルクを捧げたのがスジャータという少女だったのです。
私は法話などの閑話休題では、よくこの話をし、「仏教徒のフレッシュは、メロディアンミニではなくできればスジャータにしてください」と結んで、笑いを取っています。
クリスマスイブにお坊さんからコメントありがとうございます。
返信削除ブログのおかげで話が広がり嬉しい限りです。
このネタ、どこかで使わせていただきましょう。ただし、仏教徒でも「もんじゅ」「ふげん」はいただけないと付け加えて。
その昔府工へ通学していた人から聞いた話です、Γ前田製菓から漂ってくる甘い匂いには閉口するでー腹減らしている者にとってはまるで拷問やで!」匂いだけ嗅がされ食うことができない者は辛いやろなあ、と当時思ったものです。
返信削除それにしても、チーズにコニャックをふりかけ火をつけ温めて食べるてえらいハイカラな食べかたをするもんでんなあ、
チーズはチーズ、コニャックはコニャック各々別々に味あうほうが小生はいいと思いますが?卑しさゆえかな!!
話は突然変わりますが、大阪府教委は14年4月から府立高校普通科の学区撤廃を決定したとの、記事を読みました、問題が一杯ありそうで整理がつきませんご意見ください。
茅渟の海さん こんにちは。そうですか、府工は前田製菓のお向かいのようなものでしたね。
返信削除さて、橋下氏の論法は教育問題であろうが文化芸術であろうが全て目先の経済の尺度で語る特徴がありますが、という経済・経営の論法で言えば生徒は労働力の予備軍です。そして、一握りのエリートと、大多数の規格化された労働に従順に従事してくれる労働力を欲しているのであって、その限りの学力を目標にしているのだと思います。
教育の現状には大いに問題がありますが、学区撤廃で15の春に徹底した競争と差別化を図り、大多数の生徒にコンプレックスだけを植え付けるのは、人間教育ということから考えると悲しいことだと思いますが如何でしょう。せめて公立学校では・・・・・
ただし、この問題はあまり知識がありません。
もしかしたら「それはきれいごとや」という意見もあるのでは?