2019年5月9日木曜日

退任を願って已みません

 4月30日の退位礼正殿の儀で安倍晋三氏が国民代表として挨拶し、退位された上皇に対し「末永くお健やかであらせられますことを願っていません」と述べたことについてネット上で批判があった。

   映像を見る限り少し言い淀んで言い返し、その際ふにゃふにゃと、聞きようによっては「いません」と確かに聞こえたが、私はフェースブックで「揚げ足取りのような批判は好きでない」と呟いて静観した。

 しかしその後、右翼の一水会が抗議するなどして、その映像が官邸ホームページから削除されたというから、首相官邸自身が「願っていません」と言ったことを認めたということになる。
 だとしたら、相当大きなポカである。

 つまり、それは”言い淀んだ”のではなく、「已みません(やみません)」を「已(い)」と読んだということがわかった。「已(い)」と読む熟語はあまり一般的なものがないから、「い」と読んだ首相の博識を誉めても良いような気がしないでもないが、「願ってやみません」と読むのが常識中の常識だから、度重なる誤読と同じように、首相の常識的教養のなさが露呈したものだろう。

 また、1回も目を通すこともなくあの場に臨んだらしくもあるから、相当傲慢のそしりを免れ得まい。
 故に、私は安倍晋三氏の首相からの退任を願って已まない。

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