2019年4月14日日曜日

苗代茱萸

   茱萸(ぐみ)には大きく分けて秋茱萸と夏茱萸がある。その夏茱萸の異称が苗代茱萸のようだ。
   丁度苗代をつくる頃に生(な)るのでナワシログミ。
 と言っても私は全くと言ってよいほど農作業を知らないので説得力は弱いが、少し離れた田圃の様子からしても、今は丁度苗代の時期だというぐらいは解っている。昔の人は的確に命名したものだ。
 ただし田植茱萸、麦茱萸、草刈茱萸などという名もあるから、桜前線ではないが地方地方の微妙な季節の早い遅いがそれも的確に茱萸の名前に反映されているのだろう。
 
 写真の茱萸は生け垣などではなく、毎日のように歩いている遊歩道の道端に自然に生えているもの。きっと、野鳥が運んできたものだ。
 専ら自転車を使用する妻は「そんなのあった?」というのだが、普通に散歩をしておれば否が応でも目につく程に木は大きくなっている。
 私はいつも歩きながら2~3粒口に入れている。
 そして、鳥ではない私以外のホモサピエンスも採って食べた痕がある。善き哉、善き哉。

 さて、イクジイと言っても孫の夏ちゃんは放っておくとゲームに支配されるので「茱萸を採りに行くか?」と誘ってみた。
 ホンの一部だけを採って帰ってきたのが上の写真。それも大分食べた後。
 夏ちゃんはゲームは止めたが茱萸をつまみながら漫画の虜になっていった。

 酸っぱい果物が好きな夏ちゃんは当然茱萸も大好きでよく食べる。(ちょっと収穫が早いので甘さ以上に酸っぱい)
 ただ私はよく知らないのだが、なんとなく大量に食べるのは良くないような気がして夏ちゃんに「食べ過ぎないよう」注意している。
 その根拠は食べた後の口の中のザラザラ感による。
 反対にいうと、店で売っている果物にはあまりないこのザラザラ感が野趣でもある。

 以下は『グミの実の効果と効能について』のコピペだが、ザラザラ感など心配せずたくさん食べても良いようだ。

  動脈硬化予防
 グミの実には、動脈硬化予防やストレスをやわらげる効果があるといわれているパントテン酸が含まれています。また、抗酸化作用を持ち、体内の酸化を防ぐはたらきをするビタミンやタンニンも豊富で、これらも動脈硬化予防につながります。食べ方は、生でそのまま食べるのがよいでしょう。
  生活習慣病予防
 アントシアニンは、糖尿病や視力の回復を促す効果もあるとされています。さらに、整腸作用があり、食物繊維も含んでいることから、生活習慣病の予防効果も期待できるでしょう。グミの実を食べていると自然と噛む回数も増え、あごが強くなったり、満腹感を得やすくなるといった効果もあります。
  美肌効果
 グミの実に含まれる抗酸化作用は、美肌効果も期待できます。また、グミの実に豊富に含まれるビタミンCには、抗酸化作用に加えてたんぱく質のコラーゲンを作るはたらきもあるので、お肌の調子を整えてくれるでしょう。
  ◆グミの実の持つ栄養素
  ビタミンE
 グミの実には、たくさんのビタミンEが含まれています。その量は、フルーツのなかでもトップクラスといわれるほどです。そしてこの成分には抗酸化作用があるため、体内で活性酸素の発生や細胞の酸化を抑える効果も。酸化を抑えることは免疫力の向上、動脈硬化やがんの予防につながり、さらに肌や細胞の老化も防ぐのでアンチエイジングにつながります。
  リコピン
 グミの実は、リコピンも含んでいます。これは、皮膚の表面にできる活性酸素というものを除去する働きをもっており、シミやそばかすの原因といわれるメラニンが作られるのを防いでくれるのです。お肌の悩みをもつ方は、グミの実を食べてみるのもいいかもしれません。
  βカロテン
 グミの実に含まれているβカロテンは、体内でビタミンAに変換され、目の神経を伝達します。生活習慣病、ドライアイ、髪の毛の脱毛予防効果があるといわれています。またβカロテンにも抗酸化作用が含まれているので、やはりグミの実は、動脈硬化防止や美容によく、積極的に食べたい果物です。

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