2018年10月20日土曜日

香辛料あれこれ

   OB会の遠足で万博公園の民博とBBQに行ってきた。ただし私だけは民博をパスして朝からBBQの準備に廻った。
 そこで、できる限り少ない費用でどう楽しくBBQをするかでけっこう悩んで準備した。
 出来合いの安物の肉を出来合いのタレで食べるだけでは脳がない。さりとて・・・、

 そこで思いついたのが香辛料だった。
 そも大航海は香辛料を求めた旅だったらしいから、特に肉料理にとって香辛料は馬鹿にできない。

 一つ目は「難波・楽洛亭のタレにしよう」と言って青ネギをたくさん用意していった。これはけっこう好評だった。やはり日本人といった感じだろうか。

 二つ目は市販のクミンシードを持参した。全く個人的な印象だが、クミンの香りを嗅ぐと私はボロディンの交響詩「中央アジアの草原にて」が鼻の奥に流れてくる。好き嫌いもあるが今回は「これは嫌だ」という人もいなかった。ただし、ラムも用意したがそれにクミンをかけて「ああ中央アジアだ!」という人もいなかった。

 三つめは庭のローズマリーを持っていった。これはヨーロッパ・キリスト教社会では最有力の香辛料である。「これでBBQもフランス料理にならないか」と言ったが、あまり賛同は得られなかった。
 焼肉イコール韓国料理という教条に影響されているのだろうか。

 四つ目は醤油。料理の材料はアサリ。炭の火に焦げた醤油こそ日本の最高の香辛料。全員”異議なし”。

 というように、全員どうしようもない日本人であった。そして差し入れられた「安納芋が美味い!」と言い合っていた。わかるわかる。

 番外編として、わが家の「万願寺唐辛子」を大量に、ほんとうに大量に持参したが余らなかった。八割方、中のワタもとって対策をとっておいたが、残りは野趣を味わうためにそのままにした。これは以前のブログに書いたがロシアンルーレットである。結局、BBQのほゞ最終コースでつまんだIさんに当たって口をヒーヒー言わせることとなった。
 これでこそロシアンルーレットと内心喜んだがそれは内緒のことである。

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