2018年10月13日土曜日

朝顔は秋

   朝顔が秋の季語というのはあまりに有名だからこの写真を掲載したわけではない。
 そもそもスタンダードな朝顔ではなく、開花期が遅い西洋朝顔・・・と思っていたら正確にはそれとも違う琉球朝顔らしい。
 「らしい」というのはこの朝顔を植えたのは何年も前のことで、その後毎年地中から芽を出す宿根朝顔だから。
 で、放ったらかしで毎年緑のカーテンが出来上がっている。
 何しろ生命力が強くて、写真は1階から伸びてきた2階のベランダで、千代女に因んで水道蛇口に誘導したものでも何でもない。

 朝顔は元々は漢方薬として入って来たらしく、漢名は牽牛子(けんごし)。
 明日香の「真の斉明天皇陵」といわれている牽牛子塚古墳は八角形墳だから、少し崩れた頃に朝顔形五角形に見えたことだろう。
 その後つい最近までは円墳だと思われていた。

 この頃いっぺんに秋めいてきたが、この朝顔はいよいよ元気になってきた。
 木枯らし一番の頃まで順に咲くから道行く人に驚かれている。
 事実は小説よりも奇なりということはいっぱいある。
 花や虫や鳥などを見ていると素直に唯物論になる。

 秋めいたので夫婦ともそれぞれ別のかかりつけ医でインフルエンザの予防注射を受けてきた。
 健康に自信がなくなったことと、それよりも絶対に孫の凜ちゃんにうつしてはならないからの対策である。

2 件のコメント:

  1.  身の廻りに連れ合いを亡くした同窓生が増えてきている。我が身ひとつで生きて行く気軽さと心細さを聞くこともある。生きている限り支え合って生きたいものです、秋めいた話題についしんみりしたコメントになりました。
     朝顔の話題で思いつきの駄句をひとつ。
      「炎夏しのいだ 朝顔に お礼水」

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  2.  ひげ親父さん、コメントありがとうございます。
     私のは「朝顔に蛇口とられてもらい水」

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