2018年8月19日日曜日

槿花一朝の夢

   木槿(むくげ)の花は「一日花」なので無常観を指して「槿花(きんか)一朝の夢」と形容されるが、昔の人は炎天に次々と咲くこの花からどうして無常観を感じ取ったのだろう。

 小さい頃、庭の一角に木槿があり「いやに虫の付く木だ」という印象が先行し、雑草のように逞しい木というのが私の印象だ。つまり、人さまざまということだろうか。

 いうまでもなく韓国では国花である。
 こちらの方は「一つ散っても二つまた咲く」力強さなのだから、どちらかというと私の印象に近い。

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