2018年6月29日金曜日

すべからく知っておくべきだ

   麻生・安倍コンビの国語の誤用については今さらだが、大阪北部地震の折りには菅官房長官も枚方市を「まいかたし」と読んだ。
 そのことを私は軽く皮肉ったがそれ以上には追いかけはしなかった。
 私自身鹿児島県の川内を「かわち」と読んだことがあるし、その種の失敗は誰にでもある。今もある。

 26日の赤旗に『「すべからく」の誤解』という囲み記事があった。要旨次のようなことだった。
 1 「すべからく」とは「当然、ぜひとも」という意味だが、「すべての」というように誤用する人が多い。
 2 2010年「国語に関する世論調査」では一番誤用しているのが60代、一番正しく理解しているのが30代。20代も悪い数字ではない。
 3 比較的古めかしい表現だが、この一例では「若い世代が教養を失い、日本語を知らない」という俗論は通用しないようだ。
 4 デマに踊らされて「弁護士不当懲戒請求」に殺到したのも中年~高齢者が多かった。等等々。

 ええ~っ、「すべての」は間違いだったのか。
 家中の辞書で確認したが『「すべての」の意味もある』と書いてあるのは1冊もなかった。
 記事は「中高年こそ気持ちを引き締めねばならない」と結ばれていた。
 社会人としては、「須く~べし」の意味をすべからく知っておくべきだ。はは~っ。

 来週からミニコミ紙の編集に入るが気持ちを引き締めよう。そして、文章にしても発言にしても、鉄則はその人の人となりが出るものだということについて肝に銘じたい。

 辞書というと国語辞典は広辞苑に限る?
 孫の夏ちゃんは自宅ではプラバンをしないことになっていて、プラバンはわが家に来たときにすることになっている。
 そのプラバンは、トースターで温めるのだが、取り出してすぐに「重し」をしないとぐにゃぐにゃになってしまう。
 勝手知ったる祖父ちゃんの書架とばかりに、夏ちゃんが必ず使用するのは広辞苑である。
 妻は「やっぱり広辞苑は使用価値があるなあ」と感心している。

   プラバンの重しはやはり広辞苑

1 件のコメント:

  1.  本文と関係ないが記録のために書いておくと、6月29日、初タマムシを確認した。夏日の証拠でもある。

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