2018年5月19日土曜日

あんたが主役

 老人ホームの行事で時々思うのは、立派な演奏を聴くよりも皆で歌ったりした方が入所者の評判がよいということだ。
 この精神はいろんな集いにも通じるように思う。
 お客さんとして遇されるのも悪くはないが、一人ひとりが主人公として遇された方が人は楽しいのだと思う。

   そこで老人ホームからは離れるが、先日、元の職場の新しい退職者を退職者会に迎え入れるパーティーを行った。
 スピーチをお願いした方々は口では「いやいやいや」などとおっしゃったが、帰りには「今日は楽しかった」と私に呟いてくれた。
 これが人情の機微だと思う。
 この種の行事では、出席者に主役になってもらうことが何よりも大切だ。

 そんなことで、私は進行役ではなかったが、途中で新規会員を呼び出して「会の歌」の合唱をやってみたが・・・!
 舟木一夫の替え歌だが、考えたらこれは大失敗だった。舟木一夫はオールド会員は文句なく歌えるが、今年度新規会員なら乳幼児の頃の歌だった(今年60歳は昭和38年は5歳)。酔っ払っていてその辺の計算が出来なかった。
 これからは新規会員に近い人々にこの企画は譲ろう。反省!反省!

 それでも少し強引にリードして、結局みんな喜んでくれたと思っている。
 来年は主要な出席者に必ず出番を計画したい。

 主催者側が偉そうに座っている集いが楽しいはずがない。「お座敷芸者」というと安っぽくインチキ臭く感じるが、長年齢を重ねてきてそれくらいの芸が出来なくてどうする。
 「稔るほど首を垂れる稲穂かな」「請われれば一指し舞え」とも言うではないか。
 「愛は花・・」を歌ってくれた人、「イムジン河」を歌ったトリオ ザ ”おっさんず”、「旧友再会」をマイクで会場中を巡ってくれた人、やっぱり「ダンドリ八分」でよかった。
 みんなありがとう。
 結局事務局任せにしてしまう根性は大反省。
 何よりも進行役ありがとう。

3 件のコメント:

  1.  4月27日にはこの集いに向けての自分なりのコンセプトを書いてみた。4月29日にはイムジン河の動画も載せた。5月2日にも決意を再確認した。多くの方々に解ってほしい。

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  2.  舟木一夫もイムジン河も遠い世界の彼方か、と。でも「旧友再会」はHさんも「いい歌ね!」と言ってくれました。来年はアコーディオンとギターで伴奏が出来るようにして会のエンディングテーマ曲にしましょうか。

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  3.  「会の歌」は新会員層は放っておいてもオールド中心で十分笑えると思います。毎年の新会員を巻き込む歌は別途工夫しましょう。イムジン河は来年の情勢に合わせてこれも含めて選曲をしましょう。「旧友再会」は再来年には押しも押されもせぬエンディングテーマ曲になるに違いありません。そのためにも来年はもっと準備しましょう。四の五の言わずに協力してくれる方々は「男前」です。

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