2018年3月14日水曜日

心ある者よ口を開こう


昨日の記事で私は、近畿財務局の改竄前の決裁文書は公文書としてあまりに異常なものだと書いた。
そのあまりに異常な形態は、事務方職員が「奴隷の言葉」で告発しているからだと書いた。
私にはその形から、現場職員の悲鳴が聞こえてくる。
という気持ちで、国公労働運動のOBや国公職場の良識を代表すると思われる人々に次のようなアピールのようなものが出せないものかと考えた。

    大阪国公革新懇あたりが、大阪の国公の職場でこういう事案で国公労働者が自死したことに心が痛む旨の表明ができないものか。

    主に国公労働組合や自覚的な国公労働者によって構成されている大阪国公革新懇として、彼を守り切れなかった反省と、今後、国公労働者を一人ぼっちにさせない取り組みに対する決意を表明できないか。(決意したら具体化するのは当然) 

    国公労働者は仲間を大事にしよう、労働組合を大事にしようという呼びかけ。辛いときには「決して一人ではないんだ」と振り返ることの大切さの呼びかけができないか。

    民間労働者や広く市民に向けて、いくつかの事象は決して公務労働者の全体像ではないことの理解を深めてほしい旨のお願い。国公労働運動ではたゆまぬ行政民主化、司法民主化の取り組みや運動があることのアピール。 

    それでも公務員労働者には無茶な圧力があり、その中で良心を守ろうと困難な努力をしていることを想像してほしいという要請。官民労働者は理解し合い連帯しよう。

    国公労働者に対しては、無批判に長い物に巻かれていては官民分断政策に乗ってしまうことの注意。国民目線で仕事を遂行したり圧力には批判する中でこそ労働条件向上の道は開けるという訴え。官民の連帯なくして労働条件向上はない。 

    財務省の文書改竄、厚労相のデータ捏造は決して行政が発案したものでない。官邸の無理筋の圧力によるものであるという本質を理解してほしい旨の告発。

    維新府政と公明党ラインの諸問題も正しく指摘。(これまでのブログに書いたので詳細は割愛) 

    最後に元に戻って、自死した財務局職員は労災認定基準に照らせば公務災害と認定される可能性が大きいと考えられるので、そのことについて今後しっかり追求したい旨の決意。

以上、森友問題の共通認識は別にして、国公革新懇あたりに強調していただきたい部分のみを書いてみた。
昨夜は友人のお通夜だった。
志半ばだった彼の意思を忖度して書いたのだが、厳しい彼だったから「長谷やん、けっこう遠慮して書いてるやん」と笑っていることだろう。

2 件のコメント:

  1. 違法性がある職務命令に対抗する構えが組合には普段から必要だと思いました。

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  2.  今では想像が困難かとも思いますが、人事院研修や中央研修で「上司からの違法な職務命令には従うべきか否か」という問が出され、「従うべきではない」と講義されていました。この話をすると「信じられない」という人が多いですが。そんなペーパーを残している方はご連絡願えないでしょうか。

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