2017年10月29日日曜日

四つ葉のクローバーも兎の爪も

 1950年代はアメリカンポップスを日本語でカバーした曲が多かった。
 〽 四つ葉のクローバーも兎の爪も 僕には用がないあなたがいるから・・という訳詞の歌もあったが、曲名も歌手も全く思い出せない。
 ご存知のお方は教えてほしい。

 「兎の爪」はアメリカインディアンのお守りだと聞いている。
 この歌い出しの歌詞を憶えていたので数十年も前に兎の爪のキーホルダーを買い、数十年後の今も使っている。
 捨てればいいものを使っているので自業自得かもしれないが、曲名等を思い出せないことで少し気分が悪いままだ。

   クローバーというと、何年か前に自治体から緑化運動とかで「珍しいクローバーの種」の配布があった。
 写真のとおりグリーンカーペットになっていて文句はないが、これはどう見てもクローバーではなくオキザリス(カタバミ)である。

 オキザリスというと、これも何十年も前にピンクの花の大型のオキザリスを買った。
 九州の農家の親戚に「こんな雑草を庭に植えてるの?」と驚かれたとおり、物凄い繁殖力で、移転してからも樹木等の根に付いてきたものが今も今の家で繁殖を続けている。
 種類にもよるがカタバミの繁殖力にはほとほと参っている。

 唯一よかったのは銅鏡を磨くのにシュウ酸を含むカタバミがいっぱいあったので、古式どおりに再現できたことぐらいだった。

 昨日の記事のコメント欄で「昆虫のことなど解っていないことだらけだ」という主旨のことを書いたが、同じように植物もそうである。
 静岡大学農学部稲垣栄洋教授の講演を聞いたことがあるが、「縄文杉のような長寿の樹木と一年草のタンポポのような雑草とどちらが植物として進化系であるか、雑草の方である」というのは、長寿に向かって血眼になっている人類への究極のアンチテーゼのようだった。

 稲垣講演で考えさせられたもう一つは、「人間はどうして花を美しいと感じるのか、生物学的にその理由は見当たらない」というのも、挑戦的な問題提起だった。
 いずれも哲学の領域かも知れないが、現代人はもっと「己が無知を自覚すべきではないか」と反省させられた。

    二月堂鬼子母神前の柘榴の実

4 件のコメント:

  1.  アメリカンポップス愛好家としては何とか思いだしたいのですがハッキリとしたことはわかりません。が、クリフリチャードの「ラッキーリップス」だったような気がします。
     ただし、アメリカ式のいろんな呪い(まじない)アイテムの中で知っているのは「兎の爪」ではなく「兎の足」だったように思うのですが。

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  2.  感謝感謝ですが、私の記憶と合いません。どうか追伸をお願いいたします。
     「兎の爪」は私の記憶している歌詞でして、実際に私が持っているのは爪付きの「兎の足」です。そして、毛は赤く染められています。

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  3. チャップリンの映画モダンタイムスだってと思いますが賭けボクシングで兎の足を顔にグルグル押し付けているマジナイをしているボクサーの真似をしているとそのボクサーがノックアウトされ運び込まれたのでチャプリンがそのマジナイを払いのけようとしている面白いパントマイムを思い出しました。

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  4.  これは中学生のときの思い出です。ただ「なぜ兎の爪?」と思いながらも深く考えずに聞いておりました。そして相当後にアメリカ映画でそんな台詞を見て、なるほどそうだったのかと歌詞が理解できたという間抜けた話です。ただチャップリンの映画ではなかったように思います。

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