2017年7月18日火曜日

お誕生日

   お誕生日というのは、ここまで育ててくれた親(どちらかというと母親か?)に対して、子どもが感謝すべき日である!という説(理屈)があるが、それもある種の卓見だろう。

 だが、親たちが子どもを育てるのは当然のことであり、やはり育ってくれた子ども(私の場合は孫)に、育ってくれたことに感謝して祝ってやりたい。素直にそういえばよいように私は思う。

 ただ2歳の誕生日の孫は今ICUにいて、少なくないチューブがついているから、残念ながらその日に祖父ちゃんプロデュースの誕生会が開けない。なので若干の延期を許して貰おう。

 とはいえ、記念日を何か記録に残したいので、まさかICUで薬玉(くすだま)は割れないから、別掲の写真を付添中のお母さんのスマホに送った(本番は帰ってから)。

   成長が特にゆっくりの2歳児だが、それでもスマホの写真は指をスワイプ(左右に動か)して面白がる(写真がむやみやたらに切り替わるだけだが)。
 それを祖父ちゃんは「天才だ」と言っているが妻からの同意の声はない。
 凜ちゃんがICUから出て指が動かせるようになったらこの写真をピッピッとスワイプしてほしい。
 これが「時代」というものだろうか。
 「スマホなどよう使わん」という同年輩の何人かの顔を思い浮かべながら、時代の変化に心底感心している。

 閑話休題
 薬玉を吊っている上部の4本の紐のことであるが、当初制作した折には二つのお椀の丁度真横(真ん中)にセットした。
 としたところ、すぐにパッと綺麗に開くのは好いけれど、準備中などの少しの刺激で開いてしまうという難点があった(それはマグネットで対応したことはしたのだが)。
 なのでその後、紐を少し上方にセットし直した。すると支点に対して重心が下がったので、今度は開くまでの安定は非常によくなったが、一旦開いて垂れ幕が下りた後、再びお椀が閉じてしまうことがあるという状況が出現した。
 というように、けっこう支点と重心のバランスが難しい。
 で、今回は、真横から微妙にわずか上方の地点に再修正した。
 今のところ、開くまでの安定もよく、開いてから後も開いたままにすることができた。
 『たかが薬玉されど薬玉』といったところだろうか。
 こんな話、誰も判らないだろうなあ!と思いながらしこしこ改良している。
 自分では「隣の人間国宝」に近いと思うのだが。やっぱり誰も判らないだろうなあ!

    病床へ薬玉送る夏の朝

2 件のコメント:

  1. お誕生日おめでとう!
     じいちゃんのくす玉 すごいね。じいちゃんと一緒にくす玉を割ろうね�� 凛ちゃん びっくりしますよ。 なっちゃんも びっくりするかもね�� じいちゃん 鼻高々かな��でも じいちゃんなので お体を 大切に。
    コメント入力 今日は 何故か 失敗ばかりでした��
    ミリオンでした

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  2.  ミリオンさん、コメントありがとうございます。「公開」が上手くいかないときは今回のようにメールで送信してください。嬉しいです。
     今日はお母さんから「凜ちゃんに画像を見せたよ」と返信がありました。ただ、まだ半分は夢うつつの状態らしいです。

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